借入には収入証明書が必要
融資を受ける際には、収入を証明する必要があります。会社員や公務員であれば、給与明細を収入証明書とすることでカードローンを申し込むことができます。
しかし、自営業者は自営業であるがゆえに、給与明細というものを持っていません、ならば収入を証明するためにはどうすればよいのでしょうか。
自営業者には源泉徴収票や給与明細がありませんが、その代わりに確定申告書があります。
これが収入証明書となります。しかし、会社員やアルバイトならば会社からこれらの証明書をもらうことができるのに対し、自営業の場合には自分で用意する必要があります。
とはいえ、小規模な事業を営んでいる自営業者ならば、収入が少ないため確定申告をしていない人もいるかと思います。
そのため確定申告書を持っていないという事になりますが、だからといって融資を受けられないわけではありません。
確定申告は3月に行うものと思っている人もいるかもしれませんが、いつでも発行することができます。
3月というのは、あくまでも確定申告の申告期限です。もし確定申告をしていなかったとしても、税務署に行けばいつでも確定申告することができます。
もし忙しくて税務署に行く暇がないならば、国税庁のホームページから電子申告するのが便利です。
また、支払調書も収入証明書として利用することができます。業務委託契約を結んでいるならば、契約先に依頼すれば支払調書を発行してもらうことができ、これもローン会社によっては収入証明書とみなしてくれることがあります。
確定申告書か支払調書のいずれかを持って借入希望先に行けば、収入を証明することができます。
急いでいる場合、緊急にお金が必要な時はどうする?
しかし、緊急でまとまったお金が必要という事もあるかもしれません。
支払調書や確定申告書を用意する暇さえないこともあるでしょう。
そのような場合には、収入証明書を求められるレベルの融資を受けることはできません。
しかし、ノンバンク系のカードローンならば、50万円以下の融資ならば収入証明書を求めないのが一般的です。
そのため、50万円以下の融資を受けられればとりあえずその場はしのげるというならば、収入証明書なしで申し込むことができます。
もし収入証明書を求められる場合にも、後から提出すればよいという事で対応してくれることもあるので、その場合には一旦借りておいて後日収入証明書を発行してもらい、提出しましょう。